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「ちょっと…、速くないですか」
「だから。相手は化け物だって言っただろ。じゃあお前やってみろよ」
「いいんですか。じゃあやってみますよ」
替わって亀井が席に着き、同様にマニュアル操作を開始した。
「あれ、意外と…、」
「あっ、うりゃっ」
画面に映った敵機に咄嗟に反応し、亀井は変な声を出しながらボタンを押して機銃を乱射する。果たして…、それは見事命中し、モニターには黒い煙が映し出された。
「おぉーやりましたよ!一機落としました!やだなあ結構いけるんじゃないですか!?」
「なんだとこのやろう、偶然に決まってるだろ!納得いかん、貸せ!」
「あっちょっと待ってくださいよ!自分がやられたら交代しますから!」
「仕方ないな、じゃそれでいいから!早くしろよ!」
「それ、なんか目的違くないですか!?」
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